fc2ブログ
フリーの不思議日記(心の叫び)
気負わず・気楽に、きまぐれに♪自由に生きるフリーが零す吐露空間.
第24話[協力者]

【BEST STORY~最高の栄冠~】
※この物語はフィクションです
※小説ではなく初心者の書いた作文としてお楽しみください

第24話[協力者]


ゴミドモとの再戦。
お互いの条件。
俺はゴミドモに勝負挑戦料1万枚を購入。更に俺の勝負馬の記録がゴミドモの記録より2倍以上じゃ無かった時点で、俺の負けが決まり…メダル9万枚を追加購入してやらなくてはいけない上に、この店でのスタホは事実上引退しなくてはいけなくなる。
それに対してゴミドモの条件は非常にシンプル。
勝てば、合計メダル10万枚が手に入り…更に邪魔者一人が消える。
負ければ、今後一切 周囲に迷惑をかけるような事はしない。
それだけだ。
負けた時の約束は、もはや当たり前の事…一般常識的のように思えるが、奴に限っては常識の枠では無いのだろう。

表面化したやり取りは、まだ終わらない。

クリア「スタートがそこまで納得して勝負するなら、もう止めないけど…」
と前置きしながら、クリアがゴミドモの方を睨んだ。
ゴミドモ「! あぁ!?なんか文句あんのかぁ!?」
クリア「文句?そんなものは数えきれないほどある!…けど、口で言っても どうせお前には無意味だろ?スタートと一緒で、スタホでの事はスタホで解決させるよ。
この前の勝負でお前がスタートにやっていたように、オレがお前の馬の邪魔してやる!お前には絶対勝たせない!!」
俺「えっ!?」
ゴミドモ「なにぃっ!!」

クリアの発言に驚く俺とゴミドモ。
すると、更に驚く状況が訪れる。このクリアの発言に共鳴するかの様に…

「その話、おれも乗るわ」

「あたしも、あたしも!!」


と、二人の賛同者が出てきた。
一人はエックス厩舎、もう一人はこの店で唯一の女性スタホプレイヤーであるイヴ厩舎だ。
どちらも素質馬育成スタイルの常連厩舎で顔は知っていたが、今日という日まで、それほど親しい仲では無かった。
これには、俺は勿論の事だがクリアも驚いていた。
しかし、それ以上にゴミドモは驚いたはずである。

俺「おいおい…クリア。これは俺だけの問題で、俺とゴミドモの勝負なんだから…」と切り出したが、クリアに一刀両断される。
クリア「スタートだけの問題!?スタートとゴミドモの勝負!?違うだろ!これはこの店の問題で、常識人と非常識人ゴミドモの勝負だろ!」
俺「・・!」
ゴミドモ「貴様らぁ~!!一対一の勝負に邪魔をすんのか!」
クリア「一対一の勝負に邪魔? ははは。面白い事言うんだな?
お前は以前、スタートにこう言ったんじゃ無かったのか?
《スタホは複数人でプレイするゲームだ。お前の始動馬が登録しているレースに、たまたま俺の馬が登録しているなんて事は良くあるケースだろう?それが、たまたま続いて、たまたま素質馬同士ってだけで》……と。
それが今回は、たまたまお前の馬が出るレースとオレの馬が出るレースが一緒で、それがたまたま続く…ってだけだろ?
まあ、今回はオレ以外にも たまたま 被るプレイヤーが数人いそうだけどな。」
ゴミドモ「ぐっ…!雑魚の分際が調子に乗りやがってぇ~!!」
俺「クリア、気持ちは嬉しいけど…助けてくれなくても勝ってみせるから!」
クリア「助けるとか助けないとかは関係無い。オレが自分の意思でゴミドモを何とかしたいと思って動くだけ。それが結果的に協力してるような形になるだけじゃん。
これはもうお前だけの問題じゃ無くなってるわけだから、良い機会だ。
それに、オレが動いたからと言ってスタートが勝てるなんて保証はどこにも無い!ただでさえ厳しい条件なんだから。」
ゴミドモ「寄って集って卑怯だぞ、貴様らぁ!!」
クリア「卑怯?人数の事か?じゃあ こっちが四人だから、お前もあと三人集めてみろよ?」
ゴミドモ「な、なにぃっ!!」
クリア「集まらないだろ?…というより、集められないだろ。お前には、そんな仲間なんていないし、誘える人すらいない。
お前に賛同や協力する人をこの店で探すのは至難の技だ。
これは卑怯とかそんなんじゃない。お前が自分自身で作り上げた状況だ。その環境の結果が、こうやって形になって見えただけの話だ。自業自得。違うか?」
ゴミドモ「…っ。卑怯者は屁理屈だけ達者なんだな!」
クリア「何とでも言えばいい。それとも何だ?怖気づいてこの勝負から逃げるって言うなら話は変わるけど。」
ゴミドモ「誰が逃げるかっ!フンッ…。
まあいい。雑魚が何匹束になって掛かって来ても、雑魚は所詮 雑魚。
どうせ俺の倍以上の馬が作れない限り、貴様らに勝ち目は無いんだ。
頼りない雑魚 スタートの為に…クリアとエックス、そしてイヴ。
まとめてぶっ潰してやろう!この店で唯一、俺のデスゼータを上回ったのは、フリー厩舎のフリーズのみ!ありゃ別格だった。腐っても一時は全国ランクだった馬だからな。
それを除けば、あとは俺より格下だ!負けるはずがねぇ!!
果たして、貴様らに俺のSSを邪魔出来るほどの馬力があるかな?ハハハッ」
俺「スタホに絶対は無いけど、今回は絶対に勝ってみせる!」
ゴミドモ「一人じゃ何も出来ない、誰かに助けてもらわないと勝負も出来ない卑怯者が偉そうにほざくな!」
俺「言い方は悪いけど、俺は助けてくれなんて一言も言ってない。周りが勝手に参加してきただけだろ?あんたの敵は、俺だけじゃないって事だな。それもこれもあんた自身がまいた種だ。」
エックス「その通りだ。おい、ゴミドモ。お前こそ勘違いすんなよ。別にスタート厩舎を助けるつもりで、お前の邪魔をするわけじゃねぇ。おれはおれ自身の為にスタート厩舎の協力をしようと思っただけ。
おれはただ普通に、平和に、気分良くスタホしたいだけだからさ。
お前がいると気分良くスタホ出来ないんだよね。うるさいし問題起こすし。」
イヴ「あたしも同じ。ゴミドモさん、ちょっと酷すぎるもん!」
クリア「…。みんながみんな…自分の意思で動いてる。卑怯でも何でも無い。
なぁ、お前も行動を改めて…これまでの事を反省してやり直せば皆と仲良くなれるかも・・」
ゴミドモ「うるせぇっ!うるせぇっ!うるせぇっー!!
改める?反省する?やり直す? 何がだ!?何をだ!?
強い奴が勝ち、勝った方が正しい!それが全てだ!!皆と仲良く?友達?協力?助け合い? ハハハハッ!
そんなものスタホに要らねぇ!必要ねぇっ!!
必要なのは金とメダルと時間!そして知識!それだけだ!
そんな友情ごっこは他所でやれ!」
エックス「めんどくせぇ奴…」
イヴ「ほんっと、最低~」
クリア「あぁ、そうかよ。じゃあもう、何も言わねーよ」
俺「最後に確認するが条件は変わらずで このまま今日から勝負で良いんだな?」
ゴミドモ「ああ!さっさと最初の挑戦料1万枚をよこしな!期限は今日から二ヶ月間だ!」
俺「決まりだな。あんたも含めて、この場の四人がこの勝負の証人だ。」

俺はメダル1万枚分の現金を手渡し、正式にゴミドモとの再戦が成立した。
その後…俺達4人は、俺とクリアの言う通称「いつもの場所」に集まって話し合いをする事となった。





TO BE CONTINUED…
※更新は不定期ですm(__)m
スポンサーサイト



コメント
コメントの投稿
URL:
本文:
パスワード:
非公開コメント: 管理者にだけ表示を許可する